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RaceChip 製品をご使用頂くために用語の解説と注意事項など掲載しております。

ターボチャージャーとは
 排気ガス利用し風車のような羽根(タービン)を回すと、同軸上にある過給機(コンプレッサー)が回転することで、空気を圧縮して強制的にエンジンへ空気を送り込み高出力を得る装置のことです。  ターボチャージャーは、排気ガスを利用しているので、タービンを回すのに必要な排気ガス量が流れるまでの低回転域において、タイムラグが発生してしまう欠点があります。

スーパーチャージャーとは
 エンジンのクランクシャフトプーリーに掛けられたベルトで過給機(コンプレッサー)を回すことで、空気を圧縮して強制的にエンジンへ空気を送り込み高出力を得る装置のことです。  スーパーチャージャーは、低回転域から過給器が動くため、アクセルを踏むとすぐにブーストがかかりレスポンスは良いのですが、高回転域ではターボチャージャーに比べて効率が悪くなる欠点があります。

ブースト圧とは
 過給機(コンプレッサー)から送られる空気量を過給圧(ブースト圧)と言います。

アクチュエーター式バイパスバルブとは
 ブースト圧が規定値になると排気バイパスを開き、排気管の圧力を逃がしてブースト圧を設定値以上に上がらないようにする制御装置となりますが、アクチュエーターはコンパクトなのでターボチャージャーと一体化できる利点があります。

ウェストゲート式バイパスバルブとは 
 アクチュエーター式と同じく、ブースト圧が規定値になると排気バイパスを開き、排気管の圧力を逃がしてブースト圧を設定値以上に上がらないようにする制御装置となりますが、ウエストゲート式はタービン手前の排気管に配置することになるがアクチュエーター式より排気バイパスの容量を大きくすることが可能で、ブースト圧の安定性に優れる利点があります。

ブーストアップとは
 強制的にエンジンへ送り込む空気の量を、元々設定されたブースト圧をさらに増やすことで爆発力を高め出力を上げることを言います。ノーマルブースト圧はかなりのマージンを取った設定になっていますので、ブースト圧を高くしてエンジン性能を引き出すことを一般的にブーストアップと言います。従来のブーストアップによるチューニングでは、手動式ブーストコントローラーや電子式ブーストコントローラーを装着することで任意にターボブースト圧のコントロールが可能で、比較的簡単にできる方法でしたが、ノッキングや燃調などに加え、近年の車両ではブーストリミッター、トルクリミッターなどの制御が複雑に絡み合う構造となっている為、ブーストコントローラーを使用してもブースト圧を上げる事が出来なくなっています。  昨今のヨーロッパ車を始めとするガソリンターボ車やスーパーチャージャー車とコモンレールディーゼルターボ車では、ブーストコントローラーを装着しても設定値以上にブースト圧が上がらないように車載コンピュータにより制御されています。

ブーストアップによるデメリット
 ブースト圧を上げすぎるとブーストリミット制御やトルクリミット制御によりチェックランプが点灯し、車両によってはセーフティーモードになり、ディーラーに入庫しないと元に戻らなくなる事もあります。 また、ブースト圧を高くしすぎると最悪の場合エンジンブローとなることもありますので、十分理解した上でブーストアップを行わなければなりません。
 この他、最新型車両ではコンピュータチューニングを行っている事が判明した場合、車両メーカーより車両保証対象外となる為、車載コンピュータのプログラムの変更が出来ないケースが増えています。


 RaceChip製品は、コンピュータ本体やコンピュータプログラムに手を加えることなく、ハイパフォーマンスを発揮でき、ガソリンターボ車・スーパーチャージャー車・ディ−ゼルターボ車に特にお勧めのチューニングモジュールです。
また製品には、万一チェックランプの点灯した場合にも対応の出来るロータリースイッチを本体基板に装備しております。

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